車保有者の7割超が愛車の現在価値を把握していない。調査で判明した売却判断の壁

自家用車を持つ人の7割超が、愛車の現在価値を把握していない。

オンライン車買取サービス「カーネクスト」(運営:ラグザス株式会社)が全国の車保有者300名を対象に実施した調査で、こうした実態が明らかになった。

車検前に買い替えを意識する層が4割を超える一方、「いくらで手放せるのか」が見えないまま判断を迫られている構図が浮かび上がっている。

目次

車検前に4割超が「買い替え」を意識、維持費が判断の分岐点に

調査によると、現在利用している車を次の車検前に買い替えたいと思うか聞いたところ、「具体的に買い替えを検討している」が11.7%、「なんとなく買い替えを検討している」が12.3%、「買い替えたいが、まだ具体的には考えていない」が18.0%となった。

これらを合わせると、車保有者の42.0%が次の車検前に何らかの形で買い替えを意識していることになる。

買い替えを考えるタイミングとしては、「故障・修理費が高くなったとき」が22.0%で最多、次いで「車検前」が21.7%と僅差で続いた。「欲しい車が見つかったとき」(5.3%)や「走行距離が増えたとき」(5.3%)は低い水準にとどまっており、新車への購買意欲よりも、現在の車にかかる維持費の負担が買い替え検討の主な起点になっている構図がうかがえる。

「正確に把握している」はわずか6.7%、価格の不透明さが不安要因に

一方で、愛車の現在価値の把握状況を聞いたところ、「正確に把握している」と回答した人は6.7%にとどまった。「あまり把握していない」が32.0%、「まったく把握していない」が40.7%で、合計72.7%が現在の車の価値を十分に認識できていないことが明らかになった。

売却・下取り時に感じる不安としては、「特に不安はない」が37.3%で最多だったものの、具体的な不安項目では「適正な価格がわからない」が30.7%で最も多く、「査定額に納得できるか不安」も24.3%にのぼった。

車検や修理費を前に買い替えを意識しながらも、現在の車がいくらで手放せるのかが見えないことで判断を先延ばしにしている層が一定数存在するとみられる。

維持費高騰と情報格差が交差する車買取市場、価値の可視化が焦点に

近年、車検費用や修理費の上昇が指摘される中、車保有者にとって「乗り続けるか、手放すか」の判断はより身近な問題になっている。

今回の調査結果は、買い替え意向そのものは存在しているにもかかわらず、愛車の価値を把握する手段が十分に浸透していないことで、合理的な比較検討が阻まれている実態を示唆している。

こうした状況は、業界全体にとっての課題といえる。車検費用をかけて乗り続ける場合と、売却して買い替える場合を定量的に比較できる環境が整えば、消費者の選択肢は広がる。

一方で、オンライン査定やAI査定の精度、提示額と実際の買取額との乖離といった点については、各社のサービスが成熟するにつれて検証が求められるだろう。

今回の調査対象は300名であり、属性や地域による差異までは読み取れない。より大規模な調査データが蓄積されることで、車保有者の売却判断に関する実態がさらに明確になるとみられる。

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査地域:全国
  • 調査実施期間:2026年6月18日
  • 調査対象:全国の自家用車を所有し、月1回以上運転する20〜69歳男女
  • 回答数:300名
  • 調査主体:ラグザス株式会社(カーネクスト)

この記事で紹介したサービス

基本サービス

サービス名カーネクスト
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対応地域全国

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