【2025年8月】中古車買取相場一覧|相場の調べ方や価格が決まる仕組みまで

中古車買取相場一覧|相場の調べ方や価格が決まる仕組みまで

中古車を売る前に、まずやるべきなのが「買取相場の把握」です。相場を知らずに査定を受けてしまうと、知らないうちに安く買い取られてしまうリスクもあります。

買取価格は年式や走行距離、車の状態によって大きく変動するため、自分の車がいくらくらいで売れるのかを事前に知っておくことが、納得のいく売却への第一歩です。

この記事では、人気車種の相場一覧に加えて、具体的な相場の調べ方や注意点まで詳しく解説します。

目次

【2025年8月】人気車種の買取相場一覧

以下は2025年8月時点における代表的な人気車種の買取相場の目安です(状態により変動あり)。

車種名買取相場(税込)
トヨタ ルーミー約68~98万円
日産 ノート約57~87万円
ホンダ N-BOX約59~89万円
スズキ ハスラー約88~118万円
トヨタ ライズ約125~155万円
ホンダ フリード約126~156万円
ダイハツ ムーヴ約43~73万円
トヨタ シエンタ約109~139万円
トヨタ カローラ約116~146万円
ダイハツ タント約55~85万円

※年式を2020年、走行距離5万㎞としての相場買取金額になります。
※上記は一例です。具体的な査定は実車の状態・地域・時期により大きく異なります。

※この金額での買取をお約束するものではありません。あくまで参考として御覧ください。

最新の中古車買取相場を自分で確認する方法

最新の中古車買取相場を自分で確認する方法

前項では、人気車種の中古車買取相場を紹介しました。
ある程度の目安を知るには十分ですが、「自分の車はいくらで売れるのか?」を正確に知るには、より具体的な方法で確認する必要があります。ここでは、自分の車の買取相場を調べる5つの方法と、活用時の注意点を紹介します。

①オンライン一括査定サイトを活用する

カーセンサー、ナビクル、ズバット車買取などの一括査定サイトでは、車の情報を入力するだけで複数の業者から「概算査定額」が届きます。最初に全体的な相場感をつかむ手段として、多くの人が利用している定番サービスです。

②大手買取業者の「取引実績」を参考にする

ガリバーやウィーカーズなど大手の買取業者では、実際に買い取った車の事例が掲載されています。 自分の車に近い条件の車を探せば、リアルな市場価格の参考になります。

③ディーラーの下取りシミュレーターを使う

トヨタやホンダなどの公式サイトでは、簡単に下取り価格の目安が分かるシミュレーターを提供しています。買取価格とは異なりますが、おおよその価格帯を把握するには役立ちます。

④中古車販売サイトから価格を逆算する

カーセンサーやMOTAなどで、同年式・同グレード・同程度の走行距離の車がいくらで販売されているかを調べてみましょう。一般的に、販売価格の50%~70%が買取価格の目安になることが多いです。

⑤匿名OKの相場確認ツールを使う

グーネット買取など、個人情報の入力なしで使えるツールもあります。

POINT

  • ネットで見られる金額は参考値にすぎない
    オンラインで得られる相場は、あくまで目安であり「最終的な金額」ではありません。
    実際には、車の状態(キズや修復歴、内外装の劣化など)や、販売エリアによって価格が変動します。都市部や輸出拠点に近い地域では高めに査定される一方、地方では少し控えめな査定になる傾向もあります。
  • 車種ごとの相場傾向もチェックしておこう
    とくにEV(電気自動車)やハイブリッド車は、バッテリー性能やモデルチェンジの影響で短期間に価格が大きく動くことがあります。
    売却のタイミングを見極めるためにも、定期的に相場をチェックすることが大切です。

オンラインシミュレーターの使い方ガイド|初心者でも簡単

中古車の相場を調べるときに便利なのが、オンラインの査定ツールです。
とはいえ「入力項目が多くて面倒そう…」「見方がよくわからない」と感じる方も少なくありません。ここでは、「グーネット買取」を例に、一般的な使い方のステップを解説します。

グーネット買取公式サイトより引用

STEP
メーカーを選択
オンラインシミュレーター使い方ガイド①
STEP
車種を選択
オンラインシミュレーター使い方ガイド②
STEP
年式、グレード、売却検討状況(次の車をどうするのか)、郵便番号、メールアドレス、カラー、走行距離、次の車検を入力
オンラインシミュレーター使い方ガイド③
STEP
価格提示
オンラインシミュレーター使い方ガイド④

オンラインシミュレーターは、買取価格の「相場感」を掴むための第一歩。慣れてしまえば3分ほどで完了するので、気軽に試してみてください。

車の買取価格は何で決まる?査定額を左右する重要ポイント

査定額を決める重要ポイント

「この車、いくらで売れるんだろう?」と気になる方は多いですが、買取価格はなんとなくの感覚で決まるわけではありません。
多くの買取業者は、JAAI(日本自動車査定協会)が定める基準に従って、車を公平に査定しています。

査定では、傷やへこみ、修復歴などを点数化し、たとえば1点あたり約1,000円を目安に減額される仕組みとなっています。
つまり、「見た目の印象」だけでなく、明確な基準に基づいて価格がつけられているということです。

納得して売却するためにも、どんなポイントが評価に影響するのかをあらかじめ知っておきましょう。

査定額を左右する主な8つの要因

  • 年式・走行距離:新しければ新しいほど、走行距離が少なければ少ないほど査定額が高くなる傾向にあります。ただし、走行距離が極端に少ないと「長期間動いていなかったのでは」とマイナスになる場合もあります。
  • 車種・グレード:人気が高い車種や上位グレードは中古市場での需要が強く、評価が高くなりやすいです。
  • ボディカラー:白・黒・シルバーなどの定番カラーは人気が高く、プラス査定になりやすいです。
  • 車両の状態:外装の傷やへこみ、内装の汚れやタバコ臭なども減額対象です。事故歴や修復歴がある車両は、特に大幅な減額となることが多いです。
  • オプション装備:純正のナビ、サンルーフ、本革シート、ドライブレコーダーといった装備はプラス査定になることがあります。
  • 整備記録簿の有無:きちんと整備されていたかを証明できるため、信頼性が上がり査定にも好影響を与えます。
  • 市場の需給バランス・季節性:SUVや4WDは冬に需要が高まり、オープンカーは夏に高騰しやすいなど、時期による価格差も発生します。
  • 経済情勢・為替相場:輸出に強いモデルの場合、為替の影響で相場が上下することもあります。

上記のなかでも、特に影響が気になる項目について、下記で詳しく解説します。

【年式・走行距離】買取価格への影響と目安

長く乗った愛車は、年式が古かったり、走行距離が多かったりと、査定への影響が気になるところです。しかし、そういった車でも、売却できる可能性は十分にあります。ただし、価格への影響は避けられません。

ここでは、査定額に与える「年式」と「走行距離」の具体的な影響を解説します。

年式による価値の変動

車の価値は、年数を経るごとに段階的に下がっていきます。特に以下の節目は、査定額に大きく影響します。

スクロールできます
節目年数備考
3年落ち初回車検の時期。査定額が最も高くつきやすいタイミングです。
5年落ち2回目の車検とメーカー保証の終了時期。価格が大きく落ちやすいタイミングです。
7年落ち消耗部品の交換時期。市場での価値もさらに下がります。
10年落ち再販価値が著しく低下します。

10年落ちを超えると、「再販ではなく廃車前提」と見なされることもあり、買取価格が数万円台になるケースも。それでも、車種や状態によっては価値が残る場合もあるので、まずは査定してみることが重要です。

走行距離が与える影響

年間1万kmが一般的な使用目安とされ、以下のラインが価格評価の基準になります。

  • 軽自動車:5万km以下なら高評価、10万km超で大幅な減額
  • 普通車:10万km以下が目安、15万km以上は過走行とされがち

ただし、走行距離が多くても人気モデルや商用向けの車(例:バンやトラック)は、海外需要があるため価格がつくこともおおいにあります。

高年式・過走行でも売れるケース

「10年落ち&15万km超」であっても、業者選び次第で価格がつく可能性があります。

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【人気車種・ボディカラー・オプション】買取価格への影響と目安

車を高く売るうえで、「どんな車種か」「何色か」「どんな装備がついているか」は、査定額を大きく左右する重要なポイントです。たとえ年式や走行距離が平均的でも、これらの要素次第で数万円〜数十万円の差がつくこともあります。

ここでは、高額査定が期待できる車種や装備の傾向について解説します。

高く売れやすい人気車種とは?

以下のような車種は、中古車市場でのニーズが高く、買取価格が安定して高い傾向にあります。

  • SUV:トヨタ ハリアー、RAV4、ランドクルーザー など
  • ミニバン:トヨタ アルファード、ヴォクシー、日産 セレナ
  • 軽ハイトワゴン:ホンダ N-BOX、スズキ スペーシア、ダイハツ タント

これらの車種は、国内外で安定した需要があり、「再販しやすい車」として業者から高く評価されます。特にN-BOXやアルファードは、リセールバリューの高さでも知られる定番車種です。

リセールバリューが高い車種についてさらに詳しく見るならこちら

ボディカラーによる査定額の違い

意外に思うかもしれませんが、車の色だけで数万円単位の査定差が出ることも珍しくありません

  • 人気カラー:白(特にパールホワイト)、黒は圧倒的に需要が高く、プラス査定になりやすい
  • 安定カラー:シルバーは年齢層を問わず好まれるため、安定した評価
  • 個性派カラー:ブルーや赤、グリーンなどは車種によっては評価されづらい傾向もあり

「売却時に高く売る」という観点で見ると、万人受けするカラー=高評価というわかりやすい構図になっています。

査定額を左右するオプション装備とは?

車を購入するときにオプションを付けた方も多いと思いますが、純正オプションかどうかが査定額に影響します。

<プラス評価されやすい純正オプションの例>

  • 高性能ナビゲーションシステム(ディスプレイオーディオなど)
  • 安全運転支援装備(衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール等)
  • サンルーフや本革シート
  • 純正エアロパーツ、アルミホイール など

一方、社外品(アフターパーツ)は評価が分かれます。買い手の好みに左右されやすく、「マイナス査定」や「加点なし」とされることも。特に純正パーツが残っていない場合は、再販しにくいためマイナスになる可能性もあります。

純正パーツは必ず保管しておき、売却時に提示するのがベストです。

中古車買取・販売店パティオ
代表・宮田さん

「ここに書いてある情報はほぼ間違いないですが、シルバーは買取金額としては弱いですが安牌ではありますね。結局バイヤーはオークションでこの車がどのくらいの金額で動いてて、それをベースにどの程度の儲けを乗せたいかで価格を決めていきます。車種によっても乗せ方も変わります。これは業界で結構みんな同じ感じなので、金額が大きな車だったら50万円くらい買取業者で値段の差がでますけど、軽自動車だったりすると、そこまでの差はないと思います」

まとめ|相場を知って、後悔のない売却を

中古車を納得して売るためには、まず「相場を把握すること」が欠かせません。
人気車種の目安や自分の車の価値を知ることで、過度に安い査定額を回避し、交渉にも自信が持てるようになります。

本記事では、最新の買取相場一覧から、相場の調べ方、価格が決まる仕組みまでを解説しました。
特に年式・走行距離・人気度・装備などは、査定額に大きく影響します。また、ツールを使って相場感をつかむだけでなく、自分の車の特徴を見極める視点も重要です。
「いつ売るか」「どこに売るか」を見極めれば、買取価格を最大限に引き出すことも可能になります。

よくある質問(FAQ)

中古車の買取相場はどれくらい正確ですか?

オンラインで見られる相場は、あくまで「目安(概算)」です。
車の状態や地域によって、実際の査定額と数万円~数十万円の差が出ることもあります。
そのため、実車査定での最終提示額を確認するまでは「参考価格」としてとらえてください。

相場より安い査定額が出たときはどうすれば?

他の買取業者にも査定依頼を出して比較しましょう。

業者ごとに在庫状況や得意な車種が異なるため、同じ車でも評価が大きく変わることがあります。

比較するなら「一括査定サービス」や「オークション型サービス」の利用が効果的です。

年式が古い車や走行距離が多い車でも売れますか?

はい、売れます。状態が良ければ10年落ちや10万km超でも買取対象です。

特に海外で需要のある車種(トヨタ・日産など)は、走行距離よりも「動くこと」が重視される傾向があります。

一部の業者では、不動車や事故車の買取も可能です。

※この記事は2025年8月時点の情報で制作しています

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