ガリバーのキャンセルは可能だが期限あり!契約後の無償期間と費用を解説

ガリバーでのキャンセルについて

「ガリバーで車を売る契約をしたけど、やっぱりキャンセルしたい…」

契約後に事情が変わったり、後悔したりすることは誰にでもあります。この記事では、ガリバーでのキャンセルの可否、期限、費用について、公式情報と実際の体験談をもとに詳しく解説します。

目次

【結論】ガリバーでのキャンセルは可能!ただし期限と条件あり

結論から言うと、ガリバーでのキャンセルは可能です ただし、キャンセルのタイミングによって条件が異なります。

買取契約(車を売る場合)のキャンセル条件

出典:ガリバー公式サイト 

ガリバーでは車を引き渡す前であれば、契約書を交わした後でも基本的にキャンセルは可能です ただし、契約を交わしている場合は「契約解除の書面の取り交わし」が必要となります。

車を引き渡した後でも、引き渡し日の翌日までは無償でキャンセルが可能です。ガリバー公式サイトでは「クルマをお引渡しいただいたあと、その翌日までは無償でキャンセルができます」と説明されています。

引き渡し日の翌々日以降は、基本的にキャンセル不可となります ただし、オークションに出品されておらず、車がまだ店舗にある状態であれば、7日までは無償キャンセルが可能です。

買取契約のキャンセル条件
翌々日以降は車が店舗にあるかどうか次第。
実費も返金の振り込み手終了のみ。

編集部がガリバーの店舗に電話で聞いた所、店舗状況によるが、だいたい5日程度は店舗に車があるらしく、その場合は無償キャンセルできますし、車をユーザーの自宅から陸送した費用や車を戻す費用も含め、実費を請求することもないそうです(素晴らしい!)。

ただし、売買金額をユーザーに振り込んでいた場合は、返金の振込手数料はユーザー持ちになるそうです。

以下に公式のルールをまとめました。

状況キャンセル可否費用
契約済み・未入庫可能無償(契約解除書面の取り交わし必要)
入庫後・引き渡し翌日まで可能無償
引き渡し翌々日〜7日(車が店舗にある場合)可能無償
引き渡し翌々日以降(オークション未出品)基本不可
オークション出品後不可

※ドルフィネット(画像販売システム)への出品は、自動車オークション(AA)出品に含みません。

購入契約(車を買う場合)のキャンセル条件

購入契約の場合、契約日の翌日までは無償でキャンセルが可能です ガリバー公式サイトでは「納車前であれば、基本的に可能です。ただし契約日の翌々日以降にキャンセルをされますと、別途、お客様にお車を納車するためガリバーが負担した実費がかかりますのでご注意ください」と説明されています。

契約日の翌々日以降にキャンセルする場合は、実費を支払うことでキャンセルが可能です。実費の内容は、お車の運搬費用、整備点検費用、その他ガリバーがお客様へお車を納車するために実際に支払った費用です。納車後のキャンセルは原則として不可で、納車後にキャンセルしたい場合は、一度受け取った上で改めて売却する形になります。

タイミング費用
契約日当日・翌日無償キャンセル
翌々日〜納車日実費を支払うことでキャンセル可能
納車日以降キャンセル不可

出典:ガリバー公式サイト

【キャンセルの認識について】
車の売買契約はお客さん自身が納得して業者を選び、双方合意のもとに締結するものです。そのため、契約後にキャンセルを申し出る場合は、基本的にお客さん側の都合という扱いになります。業者側も車両の運搬や整備、販売準備など、さまざまなコストや労力をすでにかけている場合が多いです。
こうした事情から、無償でキャンセルできる期限や条件が設けられているのは「業者の善意的な対応」といえるでしょう。

買取と購入の違いを整理

買取と購入では、キャンセルのルールが大きく異なります。買取は翌々日以降は基本不可(ただし車が店舗にあれば7日まで無償可)、購入は実費を払えばキャンセル可能という違いがあります。

・項目
買取契約(車を売る)
購入契約(車を買う)
・基準日
車の引き渡し日
・契約日
無償期限
引き渡し日の翌日まで
契約日の翌日まで
・翌々日以降
基本不可(店舗保管なら7日まで無償可)
実費を払えばキャンセル可能
・キャンセル不可
オークション出品・落札後
納車後

※「翌日」「翌々日」のカウントにおいて、店舗定休日は営業日としてカウントしません。

キャンセル料・実費の具体的な金額相場

「実費」と言われても、具体的にいくらかかるのか気になりますよね。ここでは、購入契約でキャンセルする際の実費について解説します。

「違約金」と「実費」の違いを理解する

ガリバーでは「違約金」ではなく「実費」という表現を使っています。違約金とは契約違反に対するペナルティとして定められた金額のことで、実費とはガリバーが実際に支払った費用を指します。ガリバーの場合、「違約金」として定額を請求されるのではなく、実際にかかった費用が請求される仕組みです

なお、実費が発生するのは購入契約のキャンセル時です。買取契約の場合は、翌々日以降は基本的にキャンセル不可となるため、「実費を払えばキャンセルできる」という仕組みではありません。

購入契約キャンセル時の実費の内訳

ガリバー公式サイトで明示されている実費の内訳は、運搬費用(陸送費)整備点検費用、その他ガリバーがお客様へお車を納車するために実際に支払った費用です。

ガリバーへのキャンセル連絡方法と手続きの流れ

キャンセルを決めたら、できるだけ早く連絡することが重要です。連絡先や電話での伝え方、手続きの流れ、必要な書類について見ていきましょう。

キャンセルの連絡先と営業時間

【連絡先】

問い合わせ先電話番号
売却(買取)に関するキャンセルについて0120-22-1616
車の購入に関するキャンセルについて0120-22-8680

また、担当店舗に直接連絡することも手段の一つです。

ここからは、売却(買取契約)の場合を中心に解説します。 購入契約のキャンセルについては、上記の条件を参考にしてください。

キャンセル手続きの流れ【5ステップで解説】

ステップ1:担当店舗またはカスタマーセンターに電話

上記の連絡先に電話し、キャンセルの意思を伝えます

ステップ2:状況の確認

契約日、引き渡し日、車両の現在の状況を確認されます
オークション出品の有無も確認されます

ステップ3:キャンセル条件の説明

無償キャンセルか、実費が発生するかの説明があります
実費が発生する場合は、金額の目安が伝えられます

ステップ4:契約解除書面の取り交わし

キャンセルが認められた場合、契約解除の書面を取り交わします
書面のやり取りは店舗または郵送で行います

ステップ5:車両の返却・精算

引き渡し済みの場合は車両の返却手続き
実費が発生する場合は精算

電話でのキャンセル連絡の仕方【トーク例付き】

電話でキャンセルを伝える際のポイントと例文をご紹介します。

【伝えるべきポイント】

  • 契約者名
  • 契約日
  • 車種・車両情報
  • キャンセルしたい理由(簡潔に)
  • 車の引き渡し状況(引き渡し済みか、未引き渡しか)

【トーク例】

お世話になっております。○月○日に買取契約をした○○と申します。大変申し訳ないのですが、事情が変わりまして、契約をキャンセルさせていただきたいのですが…

キャンセル理由は正直に、でも簡潔に伝えましょう。「対応が悪かった」などネガティブな理由よりも、「事情が変わった」「愛着があって手放せなくなった」など、相手を責めない表現の方がスムーズに進みやすいです

carview!の口コミでも以下のようなアドバイスがありました:

「ガリバーの対応が悪い」とか言わないで、「やっぱりその車に愛着があるんで乗り続けたい」とかの理由でキャンセルを申し出るしかないと思います。

出典:carview!公式サイト

必要な書類と契約解除書面について

キャンセル時に必要となる可能性がある書類は、契約書の控え本人確認書類(運転免許証など)、そして契約解除書面(ガリバー側が用意)の3点です。

契約済み車両を未入庫の場合、無償キャンセルは可能ですが、契約解除の書面の取り交わしが必要となります

【実体験】キャンセル料の金額事例と成功・失敗パターン

実際にキャンセルを経験した方の事例から、金額の目安と成功・失敗のパターンをご紹介します。 あくまでWeb情報の口コミであり、公式の情報とは差異がありますので、参考程度にご覧ください。

キャンセル料の金額事例

carview!の口コミに投稿された実例から、キャンセル料の目安をまとめました。

パターン金額状況
キャンセル料なし0円車を返却できる状態で早めに連絡
違約金を支払ってキャンセル約3万円詳細不明だがキャンセル成功
オークション出品後5万円以上出品費用+陸送費が発生

公式とは異なる話が口コミにありました。もしかしたら、店舗によって特別待遇があったのかもしれません。

成功事例:契約後にキャンセル、無事解約できた例

この方の場合、乗っていたスズキラパンを12月27日に引き渡し、その後ガリバー側が冬季休暇(12月28日~1月5日)で連絡が取れない期間を挟み、休み明けの1月6日に連絡したところ、何事もなくスムーズに解約できたとのことです。対応も非常に良かったとしています。

投稿された口コミ:

無事に、何事もなく解約をすることができました。解約する際、対応がよくて、びっくりするぐらいでした。

このケースでは実質的に「引き渡しから2日以内」の期間に連絡・解約できている形となり、公式ルール通り、キャンセル料が発生せず対応された、という実体験といえます。

失敗事例:オークション出品後で高額な実費が発生

この場合、日数を書いてませんが、公式ルールの2営業日を過ぎていたと思われます。失敗のポイントは、キャンセル不可になってしまう引き上げから3日以上が経過していたこと、車がオークションに出品されてしまったことと思われます。

口コミでは、元ガリバーの社員の方はこう証言しています:

オークションに出品されてたらオークションに掛かった費用を要求されるかも。実費で5万以上くらい(出品費用&陸送費)

オークションで落札されてしまった場合は…諦めた方が確実かも。

オークションに出され、3日を経過していた場合でも出品費用と陸送費はかかるものの、キャンセルができるの可能性があるということかもしれません。真意はわかりませんが、諦めずに問い合わせてみると良いかもしれませんね。

体験談から学ぶキャンセル成功のポイント

実際の体験談から見えてくる、キャンセル成功のポイントは以下の通りです:

  • できるだけ早く連絡する
    引き渡し2日以内なら無償。店舗にあってオークション出品前であれば7日まで無償。その後も実費はあってもキャンセルできる可能性も?
  • 諦めずに交渉する
    元社員の証言で「営業マン&カスタマーセンターに契約解除を訴え続けるしかない」とありました。
  • キャンセル理由は前向きに伝える
    「対応が悪い」ではなく「愛着があって手放せない」など
  • 書面での確認を忘れない
    口頭だけでなく、契約解除書面を必ず取り交わす

買取キャンセル時に気をつけたいポイント

キャンセルをスムーズに進めるために、事前に押さえておきたいポイントをまとめました。

キャンセル時の注意点

【注意点1】連絡は早ければ早いほど良い
オークションに出品されてしまうとキャンセルが困難になります。迷いが生じたら、すぐに連絡しましょう。

【注意点2】契約解除書面を必ず取り交わす
口頭での合意だけでなく、必ず書面で確認しましょう。後からトラブルになることを防げます。

【注意点3】担当者で話が進まない場合はカスタマーセンターへ
担当店舗との交渉がうまくいかない場合は、カスタマーセンター(0120-22-1616)に直接相談することも有効です。

キャンセル前の確認リスト

キャンセル連絡前に確認しておくと、スムーズに進みます。

  • 契約日・引き渡し日はいつか
  • 確認することはなにか「車がオークションに出品されているかどうか(店舗に車がまだあるか)」
  • 連絡先の電話番号を控えているか(担当者やカスタマーセンター)

キャンセルが可能なタイミングをおさらい

公式では引き渡し翌日までは、オークションに出品されていても無償キャンセルが可能となっています。問題は引き渡し日翌々日以降です。

翌々日以降のキャンセル可否

  • オークション未出品(店舗保管中):7日まで無償キャンセル可能
  • オークション出品後:キャンセル不可

つまり、翌々日以降にキャンセルしたい場合は、オークションに出品されているかどうかが重要になります。ガリバーでは買い取った車をオークションへの出品や店頭での販売準備に取りかかります。 迷いがあるなら、早めに連絡して状況を確認しましょう。

ガリバー以外の買取業者とキャンセル条件を比較

ガリバーのキャンセル条件は、他の買取業者と比べてどうなのでしょうか。主要業者との比較や、クーリングオフが適用されない理由についても触れておきます。

主要買取業者のキャンセルポリシー比較表

編集部が大手の車買取サービスに確認をしたところ、キャンセルについては以下の内容でした。

業者名キャンセルの可否無償期間実費発生条件
ガリバー可能
引渡日翌日まで
(店舗に車があれば7日まで)
基本かからない。
※売買金額の返金にかかる手数料はユーザー持ち
ネクステージ可能引渡日翌日までかからない
※引き上げた車は自分で取りに行く必要あり
カーネクスト可能実質、無償期間はない
※過去に無償キャンセルのケースあり
解除手数料で3万円
MOTA可能引渡日翌日までキャンセル料の請求は出来ないと定めている
※実費は買取店次第とのこと

ガリバーのキャンセル対応は良心的

そもそも車の売買契約は、お客さん自身が業者を選んで依頼したものです。それを途中でキャンセルするのはお客さん側の都合であり、本来であればキャンセルできなくても文句は言えません。

そう考えると、ガリバーが無償キャンセル期間を設けていること自体、良心的な対応と言えます。しかも、車を持っていったり戻したりの実費も請求しないと言います。

ガリバーのキャンセル条件の特徴は、無償キャンセル期限が明示されていること(翌日まで、店舗保管なら7日まで)、購入契約では実費を払えばキャンセルできること、そして連絡先が複数用意されていること(店舗、カスタマーセンター)です。

carview!の体験談では、「無事に何事もなく解約できた」「対応がよくてびっくりした」という声もあり、誠実に対応すれば円満にキャンセルできるケースも多いようです。

クーリングオフが適用されない理由

車の売買契約にはクーリングオフが適用されません

クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘など「不意打ち的な契約」を保護するための制度です。車買取の契約は対象外となります。つまり、キャンセルは「権利」ではなく、ガリバー側が応じてくれるかどうかという点を理解しておくことが重要です。無償キャンセル期間があること自体に感謝しつつ、誠実な態度で早めに連絡することが大切です。

まとめ:ガリバーのキャンセルは早めの連絡が鍵

ガリバーでのキャンセルについて、公式情報と実際の体験談をもとに解説してきました。

最重要ポイントの再確認

キャンセルの可否について、買取・購入ともに条件付きでキャンセルは可能です。買取は翌々日以降は基本不可(店舗保管なら7日まで可)、購入は実費を払えば納車前までキャンセル可能です。

無償キャンセルの期限は、買取の場合は引き渡し日の翌日まで(店舗保管なら7日まで)、購入の場合は契約日の翌日までです。

キャンセル成功のコツは、できるだけ早く連絡すること、誠実な態度で対応すること、そして契約解除書面を必ず取り交わすことです。

そもそも契約は自分から申し込んだもの。それをキャンセルできる期間があること自体、ガリバーの良心的な対応です。迷ったら、今すぐ連絡。感謝の気持ちを持ちつつ、誠実に対応しましょう

問い合わせ先電話番号
売却(買取)に関するキャンセルについて0120-22-1616
車の購入に関するキャンセルについて0120-22-8680

※この記事は2025年12月時点の情報で制作しています

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