MOTAが車買取の実店舗を初開設「自宅に呼びたくない」に応える新インフラ、千葉・新浦安に誕生

MOTAが車買取の実店舗を初開設「自宅に呼びたくない」に応える新インフラ、千葉・新浦安に誕生

株式会社MOTA(東京都港区)は2026年3月26日、イオン新浦安ショッピングセンター(千葉県浦安市)2階に、店舗型の車査定拠点「MOTA車買取カウンター」をオープンした。

買取仲介プラットフォームが自ら実店舗を展開するのは、業界内でも珍しい取り組みと言える。

これは「自宅に知らない人を呼びたくない」という利用者の心理的抵抗や、都市部マンションに多く見られる査定スペース不足といった物理的な課題に対応したもので、同社としても初のリアル店舗開設となる。

目次

「MOTA車買取カウンター」1階の吹き抜けからもロゴを確認でき、エスカレーターを上がってすぐの好立地だ

MOTA車買取カウンター

  • 店舗:イオン新浦安ショッピングセンター2階(千葉県浦安市入船1-4-1)
  • 営業時間:9:00~21:00
  • 費用:査定・相談無料

「買い物しながら待てるのがよかった」 来店第一号、千葉市のMさんが語る

Mさんの査定をするスタッフ
来店第一号、Mさんの車を査定するMOTAスタッフ

開業当日に来店した第一号客は千葉市在住のMさん。2年間乗ったハイエース(走行距離約2万km)の売却を検討中とのこと。

自宅への出張査定の選択肢もあったが、「昨日連絡して、今日の予定としてここ(ショッピングモール)が都合よかった。」と語った。日常の動線上で”ついでに”査定できることが利用の後押しとなったようだ。 

「査定してもらっている間、家の中で待っているのもなんとなく落ち着かないなと思っていたので、ここなら買い物しながら時間を使えるのはいいと思う」と語るMさん。

査定中に車の鍵を預けてその場を離れることへの不安はなかったかと聞くと、「お店の中にカウンターまで構えているし、逃げるとは思えませんよ。有名な大きい会社だしね」と笑い飛ばした。

この日はまだ昼食を取っていないとのことで、「どんな食べ物屋さんがあるか楽しみです」と、査定後のひとときも楽しみにしていた。

買い物の間に査定完了、実質ゼロ拘束の売却体験

「MOTA車買取カウンター」は、MOTAの事前入札システムとショッピングセンターの立地特性を組み合わせたハイブリッド型の査定窓口だ。

査定の流れ

査定の流れはこうなる。来店したユーザーがカウンターで手続きを済ませると、資格を持った専門スタッフが駐車場の車両を検査(所要時間は約30〜45分)。その間、ユーザーはイオン内で買い物や食事をして時間を使うことができる。査定データはMOTA側がまとめて登録し、全国の買取店が入札する仕組みで、その後、最高入札額が通知される。

事前予約は不要で、飛び込みでの来店も受け付けている。検査の受け付け時間は10時から19時まで(受付自体は9時から)で、スタッフは常時2名体制で対応する。

なお、このカウンターはMOTAが昨年12月に開始した「MOTA車買取サポート」のリアル査定窓口として機能する。MOTAスタッフが1回の検査で詳細データを取得し、買取店が競り合う成果報酬型の仕組みだ。成約時にユーザーが払う手数料は38,500円(税込)。ただし、担当スタッフが顧客の車両状況を聞き取ったうえで、手数料ゼロの「MOTA車買取(一括査定)」の方が有利と判断した場合は、そちらに案内に切り替えることもあるという。

出張査定より効率よく回せるかが全国展開のカギ

なぜ一号店がイオン新浦安なのか。開発者である経営戦略部の斉藤萌々子氏は、立地選定の背景をこう説明した。

株式会社MOTA 経営戦略部 斉藤萌々子氏

「外的な要因と設備的な要因の2つがありました。都内は車の所有率がそれほど高くなく、中古車の売却文化に馴染みのない方も多い。ある程度車が生活に根付いていて、なおかつ本社(東京)からのアクセスがよい場所を絞った結果、千葉・埼玉のいくつかの候補から浦安を選びました。

そして最も大きかったのが、駐車場をお借りできるかどうかです。イオンさんにご協力いただけるお約束をいただけたことが決め手でした」

また、査定環境としての適性も考慮したと斉藤氏は続ける。

「屋外だと天候や光の当たり方が不安定で、傷の見落としにつながる恐れがあります。地下駐車場であれば照明条件が一定に保てるため、検査精度を担保しやすい。その点でもショッピングセンターとの相性は高いと思っています」

全国展開の判断基準については、査定効率の向上が最大のKPIになるという。

「出張査定では1人のスタッフが1日に対応できる件数は5〜6件が上限です。移動だけで1件あたり往復30〜45分かかってしまう。店舗型でその1.5倍以上の件数をこなせるかどうかが、店舗展開にコストをかける意義があるかを測る目安になります」

紹介プラットフォームが店舗を持つという新たな試み

車買取業界では、ガリバーやネクステージのように中古車販売も手がける買取店が店舗を構えるのは自然な形だ。一方、MOTAのように買取店とユーザーをつなぐプラットフォーム型のサービスは、これまで実店舗を持たないモデルが主流だった。

MOTAは今回、その境界線を越えた格好だ。自社で査定を行い、リアルな接点を持つことで、単なる「送客」にとどまらない関与度の高いサービスへと踏み込んでいる。

背景には、業界が長年抱えてきた信頼性の課題もある。車の売却に不安を感じるユーザーは今なお少なくなく、査定員が自宅を訪れることへの抵抗感、複数業者からの電話ラッシュ、提示額への不信感といった問題は繰り返し指摘されてきた。 中立的な立場であるMOTAが査定を担い、ユーザーが慣れ親しんだショッピングセンターで対面できる環境を整えることは、こうした根強い不安に対する一つの回答となる可能性がある。

プラットフォームが「場」を持つことで業界の信頼構造がどう変わるか。一号店の成否が、その答えを占う試金石となりそうだ。

この記事で紹介したサービス

サービス

サービス名MOTA
タイプ事前入札型
紹介業者数3社
仲介対応範囲事前入札で高額入札をした業者の紹介まで
申込後キャンセル買取業者の紹介までなので可能
対応地域全国

セールスポイント

  • 電話でのやりとりは上位3社のみ
    何十社もの買取店からの電話が無く、1社ずつ査定額を聞き出す手間も無いため、少ないやり取りで済みます。
  • 最大20社の査定額がわかる
    買取店の人と会わずに、最大20社の査定額をWEBで見られることが特徴。
  • 下取りより平均約30万円UP
    最大20社の買取店が、上位3社に選ばれるように競うため、自然と査定額が高くなるようです。
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