中立型オンライン車価格診断サービス「Nexim Connect」が正式リリース

オンライン車価格診断サービス、リリース

株式会社Nexim(栃木県宇都宮市)は2025年10月、オンライン車価格診断サービス「Nexim Connect」を正式リリースした。
買取業者とユーザーの間に立つ中立的な立場から適正価格を算出し、複数業者との比較や契約サポートまで提供する仕組みだ。
中古車買取における価格の不透明さが指摘される中、第三者的な価格診断という新たなアプローチが登場した形となる。

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サービスの概要

ユーザーはスマートフォンから車両情報と写真を送信すると、システムが市場価格に基づいた適正価格を算出する。既に他社から査定を受けている場合、その金額を上回る見込み価格が診断されれば、同社が審査した加盟買取店1社を紹介し、実車査定へと進む流れとなっている。

サービスはLINEを通じて提供され、診断から買取店紹介、契約成立まで手数料は一切発生しない。また、他社と契約済みでも車両引き渡し前であれば、再査定や契約キャンセルのサポートを受けられる体制を整えている。

背景:価格不透明性への問題意識

中古車市場では、同じ車両でも買取業者によって査定額が大きく異なることが一般的だ。

消費者にとって適正価格を把握することは難しく、複数の買取業者を比較しても最終的な判断に不安が残るケースが少なくない。こうした情報の非対称性が、中古車買取における消費者の不安要因となっている。

近年、オンライン査定サービスは複数社に展開されているが、多くは買取業者自身が運営するか、一括査定形式で複数業者からの連絡が発生する仕組みだ。
同社は「買取業者とは異なる中立的立場」を掲げ、営業行為を排除した価格診断に特化している点を差別化要素としている。

実効性と課題、今後の展開

今回のサービスは、情報格差に悩む消費者にとって新たな選択肢となる可能性がある。特に、既に他社と契約済みのケースでも再査定を支援する点は、従来のサービスにはない特徴といえる。

一方で、適正価格の算出精度や、加盟買取店の選定基準については、運用実績の蓄積による検証が必要となるだろう。また、「中立性」をどのように担保するかは、今後の信頼性を左右する要素となる。

同社は今後、全国の買取店との連携を拡大し、地方在住者でも利用できる査定ネットワークの構築を進める予定だ。

業界全体では、価格透明性を高める動きが進んでおり、今回のような第三者型サービスの登場は、買取業者側にも価格提示の適正化を促す可能性がある。

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