ネクステージ、「ネクステージストック」を本格稼働！“攻めた買取価格”を提示可能に

中古車販売大手のネクステージ（本社：名古屋市）は2025年10月3日、中古車業販サイト「ネクステージストック」を本格稼働しました。

全国の在庫を小売業者に共有する仕組みを整えたことで、買取から販売に至る流通の出口が広がり、従来以上に積極的な金額での買取提示が可能になるとしています。

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「在庫共有」で広がる小売の出口

「ネクステージストック」は、ネクステージが保有する在庫車両を、小売業者が直接検索・仕入れできる業販専用サイトです。これにより、業者オークションに頼らずとも、小売事業者がリアルタイムに在庫を確認・確保できる体制が整いました。

同社は従来からオークション出品、小売販売、業販を三本柱として展開してきましたが、今回の仕組みにより小売チャネルが強化され、出口の多様化が進みます。

攻めた買取価格を可能にする背景

編集部の取材によると、今回の仕組みで特に注目すべきは、「小売の出口が広がることで、これまで以上に攻めた金額での買取提示ができる」という点です。

従来は「オークションに出品する場合の相場」が買取価格の基準になりやすく、ユーザーへの提示額に制約がありました。今後は小売業者向けの直接販売という新たな販路を持つことで、より高値で販売できる可能性が広がり、その分をユーザーへの買取価格に反映できる仕組みとなります。

中古車市場全体への波及

ネクステージでは、オークション・小売・業販という三つの販売経路をさらに強化し、在庫の流動性を高める方針です。これにより、自社の買取力を強化するだけでなく、中古車市場全体における在庫循環の効率化や活性化にも寄与することが期待されます。

今後、業者向け仕入れルートの拡充が進むことで、ユーザーが買取に出す際の査定水準にもプラスの効果が見込まれ、中古車売却を検討する生活者にとっても注目すべき動きとなりそうです。

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