車買取の流れとは。査定に必要な書類とその取得方法についても解説

「車を売りたいけど、どう進めればいいのかわからない」「何が必要なの?」
そんな方のために、車買取の一般的な流れと必要書類をわかりやすく解説します。
実は、買取手続きはそこまで複雑ではありません。事前にポイントを押さえておけば、スムーズかつ安心して進められるはずです。

車買取の流れ
ここでは、車を売るときの基本的な流れをご紹介します。
目安となる所要日数もあわせて解説しますので、スケジュール調整の参考にしてください。なお、「出張査定(出張買取)」でも「店舗買取」でも、手続きの流れはほとんど同じです。

① 査定申し込みの事前準備(所要時間:数分)
申し込み自体は簡単ですが、事前に少し準備しておくだけで、査定の精度や価格交渉のしやすさが大きく変わります。
- 買取相場の調査
まずは、「カーセンサー」や「グーネット」などの中古車情報サイトで、自分の車と同じ年式・グレード・走行距離の中古車を検索して自分の車がいくらで売れるのか、おおよその相場感をつかみましょう。これにより査定額が出たときに「高いのか?安いのか?」を判断しやすくなります。 - 必要書類の準備
申し込みに必要な書類や、データを揃えます。
多くは車の年式などが分かる車検証や走行距離が分かるメーターの情報などをみることで分かります。
② 買取業者への査定申込み(所要時間:5分程度)
査定の申し込みは、多くの業者が公式サイトの入力フォームや電話で受け付けています。
申込み時には「車種」「年式」「走行距離」など、基本的な情報を伝えるのが一般的です。査定方法は主に「出張査定」と「店舗査定(持ち込み査定)」の2種類があります。
中でも出張査定は自宅で完結できるうえ、土日や夜間対応をしている業者も多いため、忙しい方には特に便利な選択肢です。
また、自分で依頼する買取業者を選んだり、複数比較したいけれど複数社に依頼したリというのが大変だという方は「一括査定サービス」に申し込むといいでしょう。
③査定日程の調整(所要時間:10分程度)
査定の申し込みをすると、早ければ当日中に業者から連絡が入ります。
電話またはメールで、希望の日時や場所の確認が行われ、具体的なスケジュールを調整します。出張査定を希望している場合は、自宅や勤務先など都合のよい場所を指定できるのがメリットです。
また、複数の業者に依頼している場合は、同じ日にまとめて査定を受けると効率的です。
④査定の実施(所要時間:30分〜1時間程度)
約束した日時・場所にて、業者の査定スタッフが実際に車をチェックします。
査定内容は以下のようなポイントが中心です:
- 外装・内装のキズやへこみ、汚れ
- エンジンルームや足回りの状態
- エアコン・カーナビなどの装備の動作確認
- 修復歴(事故歴)や改造の有無
- 車検証の内容や整備記録の確認
これらの情報に加えて、「年式」「走行距離」「人気のグレードかどうか」「現在のオークション相場」などを総合的に評価し、その場で査定額が提示されるのが一般的です。
査定額の妥当性を判断するためにも、事前に相場を調べておくことがポイントです(詳しくはステップ①を参照)。
⑤査定額の提示と契約(所要時間:当日)
提示された金額に納得できれば、契約手続きへと進みます。必要書類の提出や、契約書への署名・押印を済ませると、正式な売買契約が成立します。
もし金額に迷いがある場合は、即決せず「検討します」と伝えて一度保留にするのがおすすめです。無理に契約する必要はありません。
⑥ 書類の準備と車両の引き渡し(所要期間:即日〜数日)
契約が成立したら、必要書類(例:車検証、印鑑証明など)と車を業者に引き渡します。
出張買取の場合は、自宅まで車を引き取りに来てもらえるため、自分で持ち込む必要はありません。
書類がすべて揃っていれば、引き渡しまでの手続きはスムーズに進みます。
⑦ 売却代金の受領(所要期間:1日~1週間)
車両と書類の確認が業者側で完了すると、通常は数営業日〜1週間ほどで売却代金が銀行口座に振り込まれます。
契約時には、入金予定日やキャンセルポリシーをしっかり確認しておくことが大切です。後のトラブルを防ぐためにも、不明点があればその場で確認しておきましょう。
POINT
買取の流れはとてもシンプルです。
申し込みから入金まで、車の買取はたった7ステップで完結します。
査定や契約の段階まで進めば、その後の手続きは業者側が丁寧にサポートしてくれることがほとんどです。ただし、「一括査定サービス」を利用する場合は、複数業者とのやり取りやスケジュール調整が発生するため、少し時間に余裕を持って行動すると安心です。
車買取に必要な書類リスト
査定をスムーズに進めるためには、必要書類をあらかじめ把握しておくことが大切です。
書類がそろっていないと、査定後の契約や代金の入金が遅れてしまう原因にもなります。
ここでは、普通自動車と軽自動車で必要な書類の違いも含めて、一覧表でわかりやすくご紹介します。
<普通自動車と軽自動車で必要な書類の違い>
書類名 | 普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|---|
自動車検査証(車検証) | 必須 | 必須 |
自賠責保険証明書 | 必須 | 必須 |
自動車納税証明書 | 必須(※1) | 必須(※2) |
リサイクル券 | 預託済みなら必要 | 同上 |
印鑑 | 実印 | 認印(実印不要) |
印鑑登録証明書 | 必須(3ヶ月以内) | 不要 |
住民票の写し | 不要 | 必要(3ヶ月以内) |
委任状・譲渡証明書 | 業者が用意 | 業者が用意 |
※1:普通車は「自動車税納税証明書」
※2:軽自動車は「軽自動車税納税証明書」
POINT
- ユーザーが自分で用意する書類は、普通車なら「印鑑登録証明書」、軽自動車なら「住民票の写し」だけ。
そのほかの書類は車内にあるか、業者が用意してくれます。 - コンビニでも印鑑証明や住民票を取得できる時代なので、マイナンバーカードを持っていれば、役所に行かずとも土日などに発行できます。
- リサイクル券が見つからない場合でも、「自動車リサイクルシステム」の公式サイトで確認が可能なので、実物を用意できなくても心配いりません。
- 書類の有効期限には注意しましょう。住民票や印鑑登録証明書などは、発行から3ヶ月以内のものが有効とされています。
なお、必要書類は所有者の状況や車の状態によって異なる場合があります。事前に買取業者へ確認しておくことが、トラブルを防ぐ第一歩です。

中古車買取・販売店パティオ
代表・宮田さん
「整備記録簿を必要書類と思われる方もいますが、必須ではありません。
ただし、今までの整備や点検の記録が細かく残っていると、好印象ではあります。もちろん、ただあればいいというわけではなく、オイル交換など整備の記録がしっかりある場合です。
整備自体は、ディーラーでも町の車屋さんでもどこでも印象は変わりません。車への愛情の証が残っていれば、私は少なくとも『これ欲しいな。買い取らせてもらいたいな』という気持ちになります」
各書類の入手方法
前項でお知らせした通り、ユーザーが改めて用意する書類は普通車の場合は印鑑登録証明書、軽自動車の場合は住民票の写しであり、他は車に載っているのが普通です。
とはいえ、何年も乗っていない車だったり、盗難にあった場合など書類がないこともあるでしょう。
ここでは各書類の再発行の方法をお知らせします。
自動車検査証(車検証)
通常の保管場所
車を運転する際に必須のため、多くの場合グローブボックスなどに保管されています。
再発行の方法
最寄りの運輸支局または自動車検査登録事務所で手続きが可能です。
申請に必要なもの
- 申請書(窓口で配布)
- 理由書(紛失などの理由を記載)
- 手数料納付書(印紙代350円)
- 本人確認書類(運転免許証など)
自賠責保険証明書
通常の保管場所
車内や車検証と一緒に保管されていることが一般的です。
再発行の方法
加入した損害保険会社または共済組合に直接申請します。
※代理店では手続きできないため注意。
申請に必要なもの
- 再発行申請書(保険会社の窓口やウェブサイトから入手)
※一部保険会社では郵送手続きも可能。保険会社が不明な場合は、ディーラーや車検業者に確認しましょう。 - 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 印鑑(シャチハタ以外)
- 場合によっては、車の情報確認のために車検証が必要になります。
自動車納税証明書
通常の保管場所
基本的にはこれも車に載せている方も多いと思いますが、5月頃に届く納税通知書の控えや領収書がこれにあたります。
再発行の方法
普通自動車:都道府県税事務所
軽自動車:市区町村の役所
どちらも窓口または郵送で再発行が可能。手数料は無料です。
リサイクル券

※自動車リサイクルシステム公式サイトより引用
通常の保管場所
車内に保管されていることが通常。
再発行の方法
「自動車リサイクルシステム」の公式サイトで預託状況を確認できます。
紙の券がなくても問題ありません。
印鑑登録証明書、住民票の写し
- 普通自動車の場合:印鑑登録証明書(3ヶ月以内)
- 軽自動車の場合:住民票の写し(3ヶ月以内)
発行の方法
どちらも、マイナンバーカードがあればコンビニで取得可能です。もちろん、役所でも取得できます。
POINT
車にローン(残債)が残っている場合、金融機関が所有権を持っていることがあり、売却の際に残債確認書類や解除手続きが必要となることがあります。
査定の際に業者から案内されるため、必要に応じて準備しておきましょう。
まとめ|車買取の流れを押さえて、納得のいく売却を
車の買取は、流れを事前に把握し、必要な準備を整えておくことでスムーズに進めることができます。
また、必要書類の確認や、査定前の車のチェックポイントを押さえておけば、不要なトラブルを防ぎ、納得のいく金額で売却できる可能性が高まります。
※この記事は2025年8月時点の情報で制作しています